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【コラム】下の情を得れば即ち治まり、下の情を得ざれば即ち乱る

2018-03-14 10:34

日本経営管理教育協会が見る中国 第506回--水野隆張

■習近平、「終身」国家主席へ大きく前進

 中国の国会に当たる全国人民代表大会(全人代)で2018年3月7日、「2期10年」と規定される国家主席の任期制限を撤廃し、現行で任期が2023年までの習近平国家主席(共産党総書記)の長期政権を可能にする憲法改正案に関する審議が行われた。

 11日の改正案採択で、集団指導体制と世代交代の流れをつくった鄧小平の意向が反映された現行憲法は、事実上の「習近平憲法」に書き換わることになる。そして、今回の改正の柱は習氏の権威を高め、共産党支配の正統性を強調する内容で、知識人からは「歴史に逆行する」という批判が出ている。

■今回の改正による国内外への影響はどうなるであろうか

 この改正によって、普通に考えれば「中国と習近平の世界的な評判は悪くなる」ということになろう。国内的には「言論の自由制限」、「反体制運動の弾圧」などを強めることになるであろう。現在中国経済は「成長期の末期」となっており、今後二ケタ成長などは望めず、成長率はどんどん低下していくであろう。

 景気が低迷すると、国民の不満が高まり「反習近平」の政治運動が生まれて、政争に敗れた人の西側への亡命が増加することになるだろう。問題は、欧米や国際金融資本が「習近平の権力欲は危険だ」と何時認識するかであろう。そういう意味から、欧米の反応や国際金融資本の反応に十分注意することが必要となろう。

 また、国内情勢が悪化すれば常套手段として愛国心を煽って対外強硬策に打って出る可能性も予想される。今後尖閣諸島への防衛体制などを充実させる対策が求められるであろう。

■下の情を得れば即ち治まり、下の情を得ざれば即ち乱る

 現在中国のネット上では、「歴史の逆戻り」と称して自動車が乱暴にバックする映像や、習近平がディズニー漫画のキャラクターである熊のプーサンに似ているということでその映像がアップされることが流行しているようだ。

 これらの映像は早速当局によって削除され、熊のプーさんのぬいぐるみも持ち込み禁止になるという噂もでているようだ。これは中国の故事にある「下の情を得れば即ち治まり、下の情を得ざれば即ち乱る」を思い起こさせる。その意味するところは「民心を摑むことに成功すれば、国は治まり、民情を知らなければ国は乱れる」ということである。今回の憲法改正によって中国の体制崩壊は速まったと思わざるを得ない。(写真は、天安門の毛沢東像。提供:日本経営管理教育協会)
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