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太陽光と風水力だけで省内の全電力需要を賄う青海省、送電網の整備で電源開発を再強化

2018-04-16 13:34

 中国の西部に位置する青海省でクリーン電源開発が進んでいる。もともと水力発電開発量が1万キロワット以上の河川が108本もあり、水力発電所ダムが178カ所と水力発電のメッカとして知られる地域ではあったが、砂漠地帯に2020年までに2000メガワットの発電容量を持つ世界最大規模のソーラー発電所の建設計画など再生可能エネルギーの一大集積地としても注目されている。

 青海省は、海抜1600メートル以上の高地にあり、元は西部遊牧民族・羌族の居住地。中国五大草原牧畜区の一つで、綿羊・ラクダ・ヤクなどの放牧が盛んだ。面積は約72万平方キロメートルと日本全体の約2倍。海抜2500-4500メートルの高く険しい地形を持ち、黄河や長江の水源地としても知られ、数多くの湖や沼がある。

 広大な土地があり、高地で、かつ、水源にも恵まれているため、太陽光、風力、水力のいずれの電源開発にも好環境といえる。2017年6月17日~23日にかけて、連続7日間を再生可能エネルギーのみで省内の全電力需要を満たした。連続7日間は世界最長の記録を更新した。

 青海省のクリーン電源の容量は、水力が1190万キロワット、太陽光が796万4000キロワット、風力が192万キロワット。このクリーン電源で総容量全体の84.4%を賄うことができるという。

 現在、省間送電網を利用し、江蘇省、湖北省などに送電しているが、その他の地域への送電が難しいため、2020年までにクリーン電源地帯の青海省・海南蔵族自治州(海南チベット族自治州)と電力需要地の河南省を連絡する大容量送電線を整備する計画「超高圧直流送電線」プロジェクトを進めている。この送電線の“高速道路”は、将来的には、大消費地の華東にまで延伸する長期展望もあるという。(写真は、青海省の省都・西寧市の中心部。提供:123RF)
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