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日本の夕方が持つ、日本独特の「優しい時間」=中国メディア

2020-11-21 15:12

 11月も後半に入り、日没が早くなってきた。これから12月の冬至に向かってさらに日は短くなるが、一日の終わりを教えてくれる防災行政無線のチャイムは毎日同じ時間に鳴る。中国メディア・澎湃新聞は19日「毎日夕方5時の、日本の街の優しさ」と題して、防災行政無線の時報チャイムを紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本全国の多くの地域で、毎日午後5時になると街にメロディが流れると紹介。これは「5時のチャイム」あるいは「夕焼けチャイム」と呼ばれており、流れるメロディは地域によって異なるものの、多くの場所で何十年という期間にわたって続けられ、毎日遅れることなく時間を知らせてくれるのだと伝えた。

 そして、これらのチャイムについて「単にみんなのために音楽を流すためのものではなく、防災警報の一部分なのだ」として、各自治体で整備されている防災無線システムについて紹介。地震や津波、台風などの防災情報を伝える放送システムであることから日常的なメンテナンスが必要であり、試験放送で頻繁にサイレンなどを鳴らしていては市民を過度に緊張させてしまうため、時報として音楽を流すスタイルが確立されていったとし、「無聊なテスト放送が、日本ならではの温かい雰囲気を持つようになったのだ」と評している。

 また、流される音楽で最も多く聞かれるのが著名な童謡「夕焼け小焼け」であり、この曲はおよそ100年もの間日本の民間で歌い継がれていて、多くの日本人が子どものころに必ず一度は歌ったメロディなのだと伝えた。さらに、東京都荒川区では「荒川区民の歌」を流すなどオリジナルの曲が採用されたり、ビートルズのイエスタデイやアニメソングを使用している地域もあると紹介した。

 記事は、日本で生活する人びとそれぞれにとって、「午後5時のチャイム」はもはや生活の一部分となっており、日本の街の大きな特色の一つにもなっているとしたほか、多くの人はこのチャイムを聞いて家に帰った子どもころの思い出、ちょっぴり寂しい気持ちを思い起こすのだと紹介。平淡になりがちな日常に彩りを添えてくれる、優しい存在なのであると伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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